「結婚前に気付けなかったの?」

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離婚後、「結婚前に気付けなかったの?」と聞かれることがあります。
きっと何気ない一言で、相手に悪気がないことも分かっています。

でもその言葉を聞くたびに、私の心は少し沈みます。

見る目がなかったと言われている気持ちになるんです。


小さな違和感

正直に言えば、気付くことはできたのだと思います。

たとえば、ちょっとした会話の噛み合わなさや、
ふとした瞬間に感じた「なんでそうなるんだろう?」という小さな違和感。

思い返して見ると、そんなサインは何度もあった気がします。

でもそのたびに、私は自分にこう言い聞かせていました。

「人にはそれぞれ欠点があるものだから」
「これくらい、きっと誰にでもある普通のことだよね」

本当は気づいていたのに、見ないようにしていたのだと思います。

今振り返ると、自分の本当の気持ちよりも、

「親に紹介しても安心してもらえるか。」
「世間一般から見て、ちゃんとした人に見えるか。」

そんなことを優先していたように思います。

条件を揃えることで、安心しようとしていたのかもしれません。

その安心と引き換えに、自分の中にあった小さな違和感には、ずっと目をつぶり続けてしまいました。


今思うこと

離婚を決めた時も、
「本当にそれでいいの?」
「もう少し頑張ったほうが良いんじゃない?」

そんな周囲の言葉に、何度も心が揺れました。

「選んだのは自分だから」と何度も自分を責めました。

でも今振り返って改めて思うのは、一番大切にするべきだったのは、
周りの意見や世間体ではなく、私自身の感覚だったということです。

「気づけなかったの?」という言葉の裏には、
どこか“正しく選べば避けられたはずだ”という前提がある気がします。

でも、人間関係はそんなに単純なものではないと思っています。

その時の自分なりに考え、悩み、
それでも「この人と大丈夫だと思いたい」と願って選んだ結果でした。

だから今は、あの頃の自分を責めるのはもうやめにしようと思います。

いま悩んでいるあなたへ

もし今、結婚生活に悩んでいたり、夫の言動に傷ついていたりしている方がいれば、どうか自分を責めないで、まずは自分の気持ちを認めてあげてほしいです。

「こんなこと思ってはいけない」と、自分の気持ちにふたをしないでください。

きっとこれまで、家族のために、自分の時間や気持ちを削りながら頑張ってきたはずだから。

すぐに結論は出さなくても、これからは少しだけ、自分の気持ちを大切にしてあげてもいいと思います。

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